貴重な樹齢数百年の落葉広葉樹

直径が1メートルを越えるような巨木をご覧になったことはございますか?

そのような木を目の前にするとそのサイズ感に圧倒されたり、生命力を感じたり、その偉大さに癒しを感じることができます。

しかし、現在、日本国内に樹齢数百年の木(直径が1メートルを越える木)は何本くらいあるかご存知ですか?

答えはたったの約7万本くらいしかないといわれています。

『7万本もあるじゃないか』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、国内にある重要建造物(寺や神社)を補修する際に必要な本数は遥かに足りませんし、80cmを越える幅の1枚板のテーブルなどを作ろうとしても木の内部が空洞になっている木や根元付近から枝分かれをしている木を含めて約7万本ですから、実際にはそのような用途に使える木はその半数以下になります。(もしくはそれ以上少なくなります)

その為、現在はそれらを賄うために外国の多くの巨木を切り倒し、国内の建造物や家具に使われている、もしくはどんどん無機質な素材の代替品が氾濫しているのが現状です。

そこで当館はこの大変貴重な樹齢数百年の巨木を展示し、現在の無機質な環境ではなく、そのサイズ感や生命力、偉大さや癒しを5感を使って感じ取って欲しいのです。